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「新時代の中国を読み解く―中日学者シンクタンクシンポジウム2025 in大阪」がこのほど、日本の大阪で開催された。
今回のシンポジウムは大阪駐在中国総領事館、中国外文局アジア太平洋伝播センター、現代中国と世界研究院が主催し、中国国際図書貿易集団有限公司、一帯一路日本研究センターが共催した。在大阪中国総領事の薛剣氏、中国外文局副局長の于涛氏、日本衆議院議員、日中友好議員連盟副会長の海江田万里氏が基調講演した。中日両国の専門家、学者、友好人士、青年学生、メディア代表など百人余りがシンポジウムに出席した。
薛剣氏は基調講演で、現在の中国は広範な人民に幸福をもたらし、世界ウィンウィンの発展に力を入れる道、中国式現代化に向かっていると指摘した。新時代の中国を読むには、中国式現代化を読むことが肝心だ。発展・革新の目で中国を見るには、開放・ウィンウィンの視点で中国を観察し、天下の追求を胸に中国を理解しなければならない。新時代の中国は、みんなが自ら探索し、感じなければならない多彩なパノラマだ。自分の目で見て、身をもって感じてこそ、発展革新、開放包容、天下を抱く中国を本当に読むことができる。
于涛氏は、「中日は近隣であり、アジアと世界の重要な国でもある。真の多国間主義を実践し、開放的な地域主義を発揚し、交流と協力を強化し、世界により多くの安定性と確実性を提供する必要がある」と述べた。時代の大勢を把握し、中国式現代化に対する認識理解を深めなければならない。実務的協力を広げ、中日両国の共同発展を推進する。人文交流を増進し、民心の疎通を促進し、より深く着実に進む。より多くの日本の学者、メディア人、青年が中国に進出し、中国式現代化の発展成果を肌で感じ、民心を通じて中日関係の安定と遠大化を推進し、手を携えてアジア太平洋地域の繁栄と世界の平和的発展に東方の知恵と力を貢献することを歓迎する。
海江田万里氏によると、日中間の友好交流は中国の前漢時代、日本の弥生時代にさかのぼる。両国はそれぞれ歩んできた道が異なるため、日中が付き合う上でも重要なのは「和して異ならず」「求同存異」の理念を持つことだ。彼は日本の国会議員が実際に中国に行き、中国の政府関係者や一般民衆と直接交流してこそ、対中貿易などの中国関連議題をよりよく議論できると呼びかけた。できるだけ多くの分野でより活発な日中交流を展開してこそ、両国の平和と繁栄を実現するための康庄大道である。
参加者、中日シンクタンク学者は中国式現代化の内包をどのように理解し、中国式現代化のチャンスを把握し、中日協力を強化し、世界により多くの安定性を注入するかをめぐって深く検討した。
シンポジウムでは、中国外文局アジア太平洋伝播センター、現代中国と世界研究院、「一帯一路」日本研究センターはまた共同で地域国別研究協力覚書に署名し、長期的な協力メカニズムを構築することを通じて、日本国民と国際社会が中国式現代化を認識するためにより多元的な視点と経路を提供することを目的としている。